Galiei note

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【ブログ開始2ヶ月】大企業に勤める私がブログを始めて気がついた3つのこと

移転しました。

【このページは2017/5/7に更新されました】

Hawaii

はじめに

当ブログ「ガリレイノート」を始めてから約2ヶ月が経ちました。始めて2ヶ月にも関わらず、一日あたりのアクセスが100くらいあり、読者の方も50名を超えました。更新のたびにいつも読んでくださっている方、ありがとうございます。

私は現在、大企業でエンジニアとして働いておりその傍らブログを書いているのですが、ブログを書き始めてから、いくつもの学びと気づきがありました。これらの学びは、ブログを始めたからこそ気づけたもので、大企業に勤めているだけでは気づけなかったものばかりです。(このまま働いて将来気づけたかもしれませんが、もっと遅かったはずです。)

そこで今回は、大企業に勤める私が、ブログを始めて気がついた3つのこと、といういかにもなタイトルと内容でお伝えしたいと思います。

何をすべきかを決めるのは誰かじゃない、自分

企業に勤めていると、自分の仕事は上司からの指示や、他部署からの依頼で決まるものですよね。自分の受け止め方次第ではありますが、自分がどんな仕事をするべきかを決めているのは、自分ではなく他人です。

ところで、世の中の仕事は、たいてい次の3つに分けられます。

  1. 商品企画などの「What to do(何をすべきか)」
  2. 研究開発などの「How to do(どのように達成するか)」
  3. 営業・マーケティングなどの「How to maximize(どのように最大化するか)」

私の仕事はエンジニアなので、目標(何をすべきか)は他者から与えられ、達成手法(どのように達成するか)を常に考える仕事です。そのため、目標を疑ったり、考え直すことはほとんどありません。

ところが、ブログを書くということは、上で述べた3つの仕事をすべてしていることになるのです。

何を伝えたいか、どう伝えたいか、どう多くの読者に読んでもらうかなど、こうしたことは大企業ならいくつもの部署にまたがってしている仕事です。企業によっては、もはや部署間のコミュニケーションがほとんど無いところもあるでしょう。

しかし、ブログでアフィリエイトに取り組んでいる方であれば、

  1. どの商品を紹介するか
  2. どのように紹介するか
  3. どのように収益を最大化するか

といったことは、始めから最後まで、すべて自分で考え、すべてに対して自分でアウトプットを出すのです。これは、ブログに限らず自営業やメルカリなどのスモールビジネスをしている人ならやっていることです。

ずっと企業にいて、誰かに仕事を与えられているだけでは、自分で考える力は一切つきません。普通、この仕事は本当に必要かなんて真剣に考えないですからね。

ブログを書いてこのことにいち早く気づいたことで、日頃の仕事でも「何をすべきか」という視点にも立つことができるようになりました。

高速で仮説検証のサイクルを回せる

SteveJobs

皆さんは、仮説とか、仮説思考という考え方はご存知でしょうか。

仮説とは、真偽はともかくとして、何かの現象や法則性を説明するのに役立つ命題のことです。簡単に言うと、正しいかどうかはともかく、まず「こうではないか?」と自分の考えを作ることです。仮説思考とは、この仮説を土台に課題発見・課題解決の思考を組み立てる手法です。

日頃の仕事も当然「トライアンドエラー」の積み重ねではあるのですが、主体的に仮説を設定して、それを検証するという仕事はあまりありません。みなさんの仕事でも、研究者でもない限り仮説を立ててから仕事をするという人は、少ないのではないかと思います。

この仮説検証のサイクルは、ブログを書き始めてから非常に早まりました。(ブログに関してだけですが)

たとえば、「記事のタイトルはこうした方が多くの人に読まれるのでは」という仮説を持って記事を投稿し実際に多くの人に読まれたり、あるいは別の工夫をして思い通りにならなかったりすることが、頻繁に起こります。

この過程で、始めに自分が立てた仮説の確からしさをGoogleアナリティクスなどのデータをもとに検証することができ、その結果、次はより精度の高い仮説を設定できるようになっていきます。この仮説検証のサイクルを高速で回すことで、知識と経験がたまり、仮説思考力が成長していきます。

このように、実践してすぐに市場からフィードバックがあるというのは、企業に勤めている限りなかなか得られない経験です。

私が勤めているような企業だと、自社の製品が市場に出てお客様の声を聞くのは数年後、というレベルです。これでは市場のニーズに精度よく同期した商品をつくるのは難しいでしょう。

アウトプットする人に"質の良い情報"が集まる仕組み

TWITTER

そして最も驚いたのは、アウトプットをする人に"質の良い情報"が集まる、ということです。これはブログだけでなくツイッターなどでも同じだと思いますが、とにかく発信することで、その情報が間違っていたり、より良い情報があったときに即座に情報が集まり、共有されるのです。これは、情報を発信する人だけのお金ではない"資産"だと思います。

実際に、私が好きなトレーニング(筋トレやヨガ)に関する記事を書いたところ、この情報は間違っている、とかこちらの本がおすすめです、といった修正や追加の情報を送ってくださる方がいました。私がブログでこうした記事を書いて発信しない限り、良い本には出会えなかったでしょうし、きっとこの記事にもいろいろなことを感じ、発信してくれる方がいるのではと思います。

私はそうした反応を見て、「自分の意見は世の中でこう感じられている」と気付き、学ぶことができるのです。

情報を発信することで、ブラックホールのように質の良い情報が集まるこの感覚は、本当に不思議です。もちろん、質が悪い情報もありますけどね。

これからさらに情報が氾濫していく社会になると、お金以外の資産として信頼できる情報源を持っていくことはさらに必要性が高まっていくでしょう。

最後に

私がこの記事をわざわざ書いたのは、もちろん自分の情報発信ということもあるのですが、世の中で働く多くのサラリーマンの人に、こうした気付きを共有してもらいたかったからです。

もし現在の仕事で、自分で考え、仮説検証サイクルを回し、情報発信するということができていない人は、今すぐにでもブログやスモールビジネスを考えてみてはいかがでしょうか。

これからますます情報を発信する人と受信するだけの人で、情報格差、そしてその情報由来の別の格差が開いていくでしょう。その世界でも生き残るために、今から情報発信を始めるのか、いつまでも受け身でいるのかはあなた次第です。