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【生産性】アウトライナー WorkFlowyで効率よくブログ記事を作成する方法

移転しました。

【このページは2017/5/7に更新されました】

Book in the evening sunshine

アウトライナーとは

アウトライナーとは、アウトラインを作るためのツールのことです。ある項目の下の階層に項目が、そしてその下にまた項目がある、といったように、入れ子状になった箇条書きのようなものをアウトラインといいます。身近な例で言えば、本の目次などもアウトラインにあたります。

皆さんも、社内のプレゼンや報告書のために、手書きで簡単なアウトライン(起承転結)を考えることはあるのではないでしょうか。ただし、アウトライン専用のツール、アウトライナーを使ったことがある人はほとんどいないはずでうす。

私も少し前までアウトライナーを使ったこともなかったのですが、Tak.さんの書いたアウトライナー実践入門という本を読んで、アウトライナーと出会いました。

Tak.さんは、アウトライナーを整理するためのツールとしてだけではなく、考えるためのツールとしても紹介しており、私もこの方法を実践して、思考の生産性がかなり高まりました。そのためこの記事では、アウトライナーを使ってブログの記事を効率よく書く方法について少し紹介します。

この記事内で紹介する使い方は、前述のTak.さんが紹介している方法に影響を受けている部分が大きいので、私の記事では物足りない人は、Tak.氏の著書を参考にしてほしいと思います。

アウトライナーの使い方 -発想から文章化まで-

それでは、ブログの記事を書くことを例に、アウトライナーの使い方を6つのステップに分けて説明していきます。まずは、無料でブラウザ上で使えるアウトライナーWorkFlowyを利用して、下記の方法を試してみてください。

WorkFlowy - Organize your brain.

Step 1 フリーライティング

まずは、気になることを体裁や内容を問わず、とにかく書き出していきましょう(フリーライティング)。このとき、キーワード(単語)だけではなく、ある程度文章に近い言葉で書き出していきます。手を動かし始めて集中すると、脈絡がないこともどんどん頭をよぎっていくので、その全てを書き出してしまいましょう。この作業は、10分から20分程度時間をとって集中すると効果的です。

Step 2 テーマのピックアップ

書き終えたら、書き出したものを一度ゆっくりと眺めて、その中から気になったものをピックアップします。ここで気になるものがない場合は、時間を空けて、もう一度初めのステップを繰り返しましょう。時間を空けたり、場所を変えたりすると新しいアイディアが浮かんできやすいと思います。

Step 3 テーマをしぼってのフリーライティング

次に、気になる項目にテーマをしぼって項目を書き出していきます。すでに知っていることだけでなく、これから調べることなども合わせて項目を書きましょう。ここでたくさん項目が書けるようであれば、記事を書くにあたっていいテーマの可能性が高いです。逆に、思いつく項目が少ない場合はテーマを変えてみます。

Step 4 仮のサマリーの書き出し

テーマをしぼっての書き出しが終わったら、サマリーを一行で考えます。たとえばこのブログの記事で言えば、「アウトライナーを使って効率よくブログ記事を作成する方法」がサマリーになります。

Step 5 仮のアウトラインの作成と項目の整理・階層化

次に、Step 4で決めた仮のサマリーにしたがって、仮のアウトラインを作成します。ここでいう仮のアウトラインとは、仮の目次のようなもの。まずはここで作成したアウトラインにしたがって、項目の整理と階層化を行いましょう。たとえば、このブログの記事では下図のように整理と階層化をしてから記事作成に臨んでいます。

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Step 6 作成したアウトラインのレビュー

項目の整理と階層化が終わったら、アウトラインのレビューをします。ここでは、階層を折りたたんで大項目だけでレビューしてマクロに見たり、大項目にフォーカスして、その下の中項目だけをミクロに見たりすることでアウトラインを再構築していきます。必要そうな項目があればここで追加し、アウトラインを強化していきましょう。経験上、ここで必要な項目をしっかり洗い出すことでアウトラインが強化され、より整理された記事が書けるようになります。

アウトライナーソフト•アプリの紹介

WorkFlowy

このブログの記事も、無料でブラウザ上で使えるアウトライナー、Workflowyを使って執筆しています。

WorkFlowy - Organize your brain.

このアウトライナーの特徴は、ブラウザから使えるため、Mac, Windows, スマートフォン問わず使えることです。また、常に同期されているため、Macで項目を出した後にiPhoneで項目を整理することも可能です。まずはアウトライナーを試しに使ってみたい、という人には、無料で使えるWorkflowyを使ってみてください。

OmniOutliner

私は、Workflowyに加えてこちらのOmniOutlinerも利用しています。WorkFlowyは無料で使っていると項目数に制限があり、長い項目を整理するときには不便ですし、複数のファイルを分けて使うことができません。そんなとき、OmniOutlinerなら項目数に制限はなく、複数ファイルを作成することができます。また、OmniOutlinerならオフラインで使用することができます。

公式サイト OmniOutliner

ただし、OmniOutlinerはMacとiOSでしか利用できないので、Windowsで閲覧するためには別ファイルに変換する必要があります。WorkFlowyに慣れて、いろいろ自分でカスタマイズしたくなってきたら、ぜひ使っていただきたいです。

アウトライナーを試しに使ってみよう

ここまで、アウトライナーの使い方をブログ記事を書くことを例に紹介してきました。アウトライナーを利用することで、日頃の思考の生産性を高めることができます。ブログ記事を書くことに限らず、日常のプレゼンや報告書のアウトラインを整理するのに、アウトライナーを使ってみてはいかがでしょうか。